大自然 西表島ダイビング レポート!
ダイビング好きの私。今回は東洋のガラパゴスと呼ばれる西表島を潜ってきました。
かなりの経験はあるのですが、そうそう頻繁に沖縄まで潜りに来ることもできず、
ブランクダイバーです。
さすがにオガンなど前日のテストダイビングが必要な上級者ポイントは無理
(ですよね。実際怖いし)
でも西表まで来たんだもの!大物が見たいんです!と、
今回は「遊びなーら」の平野さんにお願いすることにしました。
平野さんはガイド歴20年のベテランダイバー。
どんな方かドキドキしながら待ち合わせの船浦港へやってきました。
すると、白くて美しいダイビングボートとこんがり日焼けの平野さんが笑顔で迎えてくださいました。
たくさんのインストラクターやガイドさんたちにお世話になってきましたが、この平野さんという方はその中でも1、2位を争うほどのきちんとした方でした。
ほとんどのガイドさんは海の中でダイバーのことはしっかりと見てくださっていますが意外とふんわりとした方や言葉数の少ない方も多いので、ブリーフィングの丁寧さ、器材の扱いから細部まで渡る心遣いは絶対的安心感。
レンタル器材は状態もとてもよく快適でした。
もちろん海の中でもその細やかさを発揮!私に最大限のこの西表の魅力を伝えたい!という気持ちが伝わってきて最高のダイビングでした!
一本目は、上原港テトラ脇
ここは昔から漁師さんの漁獲ポイントだったそうです。
上原港の堤防のすぐ脇のところに船を停めてアンカーを打ちます。
「本当にこんなところに魚おるんか、って思うでしょう?不思議なポイントなんですよ」
と平野さん。たしかにすごく港に近いし、そんなに深くなさそうだし・・・
「大物ポイントを狙う前にちょっと腕ならししておきましょう。ブランクあるしね。
でもここもすごいから期待してて」と。
潜ってみると!!!すごかったです。
魚影が濃い。サンゴも生き生きとしています。カマスの群れも熱帯魚もいーっぱい!
さすが東洋のガラパゴス。透明度も抜群でした。
私がダイビングが好きな理由。
それは、どんなに地上でいろんなことがあっても魚たちは海の中でそれぞれの世界を生きているって感じられるところなんです。
私がどんなことにぶち当たろうとも、
魚たちはぽかぽかと口を開けながら岩に生えた海藻を食んでいる。そこがいい。
ああ、みんな生きているんだなって。
それを見ていたら心の中がすーっと、その海の水のように透き通っていくように感じます。
二本目のポイントはトカキン東!
二本目は「大丈夫そうなんで行きましょう!トカキン!大物!」と平野さん。
嬉しい!
ボートで大海原を駆け、ポイントへ。平野さん、ボートのモニターを観察して、ちょうどいいところへアンカーを下ろします。
「流れが強いんで、アンカーロープつたってください。
結構、一生懸命泳がないといけないと思います」
そうよね、そうよね。だって周りに何にもないこの大海原のど真ん中に、ボチョンと潜行するんだものね。流れていて当然よね。
気合を入れて、エントリー。
ブルー!!!
「ほ、ほらっ」ってな感じですぐ平野さんが指さす方向。バラクーダの群れ、追いかける。
すごいスピード。すぐに遠ざかる。
行かないでぇ!
と言ったところでお魚さんのスピードにかなうわけはありません。一瞬で目の前から消え失せた・・・
それから平野さんはぐんぐん泳ぎます。それからはぐれないように私もぐんぐん。
海の中でもすごく丁寧にアシストしてくださいますので不安は全然ありません。
そしてついにすぐそばにバラクーダの群れが!!!さわれちゃう!!!ド迫力!
あとで船に上がって聞いたら、「あっちの方向に離れて行っちゃったんで、今度はこっちから回ってくると思って待ち伏せして前からとらえた!」とおっしゃっていました。
さすがベテランガイドの勘。
大満足でした。
また今度、西表を潜るときは絶対に遊びなーらさんに連れて行ってもらいたいと思いました。
みなさまもぜひこの野性味あふれる西表島も海を体感してみてくださいね!