目次
【涙腺崩壊】韓国映画『ソウルメイト』レビュー|友情と愛の境界線を描いた珠玉の物語
Amazon.co.jp: ソウルメイトを観る | Prime Video
少し前からこの映画は話題になっていて、観たいと思いながら時は過ぎ・・・
するとアマゾンプライムで観れること発見。さっそく観てみたら、さすがの高評価映画ですね!
韓国映画『ソウルメイト』は友情、愛、そして時間の流れの残酷さと優しさを描き、私の心を深く揺さぶってくれました。うわさどおり期待を裏切らない秀作でした!
今回は、作品のあらすじやキャスト、原作との関係、さらに撮影秘話も交えながら、映画の魅力をたっぷりお伝えします。
※この記事には広告が含まれます
『ソウルメイト』とは?
『ソウルメイト』は、2023年公開の韓国映画で、原題は「소울메이트(Soulmate)」。
主演は天才的な演技力のキム・ダミ(『梨泰院クラス』)と控えめさと激しさを兼ね備えた演技とその清楚な風貌が超魅力のチョン・ソニ(『ボーイフレンド』このドラマでも彼女の感情を抑えた演技が作品には不可欠でした)、そしてピョン・ウソク(『20世紀少女』)が脇を固めます。ピョン・ウソクといえば、つい先日、「ソンジェ 背負って走れ」というドラマで初めてお見かけして、素敵な俳優さんだな、と思っていたところ!こちらのドラマもおすすめです。
監督はミン・ヨングン。原作は、中国映画『ソウルメイト/七月と安生』(2016年)で、さらにその元となった短編小説『七月与安生』(安妮宝貝)に遡ります。
韓国版では文化や時代背景を反映しつつ、より繊細な心理描写が加えられています。
あらすじ(ネタバレなし)
1998年、済州島。
転校生のミソ(キム・ダミ)と、島で生まれ育ったハウン(チョン・ソニ)は出会った瞬間から強く惹かれ合います。性格も生い立ちも異なる二人ですが、互いにないものを求め、深い友情を育んでいきます。
高校卒業後、ミソは都会へ、ハウンは島に残り教師となります。やがて人生は別々の道を歩み、愛や挫折を経験しますが、ある出来事をきっかけに再び交わります――。
キャストの化学反応
- キム・ダミ:自由奔放で不器用なミソを演じ、その脆さや孤独を見事に表現。自分のまわりにもこんな太陽みたいな女の子がかつていました。でも彼女もただキラキラと輝いていただけではなかったのかもしれませんね。自分にしかわからないものを心の中に秘めながらも懸命に笑っていたのかもしれない。
- チョン・ソニ:穏やかで内省的なハウンの心の奥に秘めた情熱を丁寧に描写。言いたいことを言葉にすることが不得意だというところは私にもあります。ハウンは伝えたい事はたくさんあったと思う。それを言えないもどかしさをチョン・ソニは本当に表情だけで伝えてくれる。この表情、チョン・ソニしかできない。心の声がまるでもれでてくるみたいな・・・胸が痛みました。空想場面が描かれる箇所もある作品なのですが、その中ではハウンはとても自由で「良かったなぁ」と思わされました。
二人の間に流れる空気感がまるで本物の親友のよう!たしかにこの感情、いつかの私にもあった・・・そんなふうに観る人に強い没入感を与えてくれます。
原作との違い
韓国版では1998年からの20年を描き、済州島というロケーションが感情の変化を象徴します。
私は済州島には行ったことがないのですが、韓国ドラマでは旅行先によく出てきますね。「チェジュ」と言えば聞いた事がある方も多いでしょうか。
映画の中では若者のソウルへの憧れを描くために都会とは対照的な自然で田舎といったのどかな風景を多用し印象的にみせていると思いました。海の色や風の強さが二人の関係性を映し出すことに成功しています。
また原作は人気ネット小説をたどって物語が展開されていくのですが、こちらの映画は絵画をベースに展開。互いの手紙や日記といったモチーフが友情の証として重要な意味を持ちます。
撮影秘話
- 済州島ロケ:自然光を活かすため、天候の変化を逆に利用。
- 手紙は本人の筆跡:小道具に温もりを与えるため俳優自身が執筆。
- 泣きのシーンは一発OK:20年分の感情が自然にあふれた瞬間を収録。とても素敵な映画なのでこれは俳優たちも役柄に入り込んでしまうと思いました。
感想(ネタバレなし)
『ソウルメイト』は友情映画を超えて、人生のすれ違いや後悔、無償の愛を描きます。いつかどこかで自分にもこんな時があった、こんな気持ちになったことがある、彼女の心がわかる、どうしてあんなこと言ったんだろう、どうしてそうすることしかできなかったんだろう、なぜあの時黙ってしまったんだろう・・・と映画を観ながら数々の想いに囚われます。感情移入がやばい作品です。
過剰な演出がないからこそリアルなのかもしれません。
こんな人におすすめ
- 青春映画や泣けるヒューマンドラマが好き(ですがそんなに号泣するほどの感じでもないです。どちらかというと静かに感動する感じかな)
- 友情と愛の境界線を描く物語に惹かれる(やっぱり女子同士の恋愛に投石といえば、男・・・)
- 済州島の美しい風景や若者の今を感じたい
今すぐ『ソウルメイト』を観る
『ソウルメイト』はAmazonプライムビデオで配信中。
スマホ・PC・テレビで視聴可能です。まずは無料体験で、この感動を味わってください。