【小さな店を続ける力】疲れずに続ける働き方と成長を測る方法
小さなお店を続けるには、単に売上を伸ばすだけでなく、
自分のペースで健康的に働き、心身の負担を最小限にすることが大切です。
1. 毎日の働き方を可視化する

私の場合、ベーグルヤの開店時間に合わせてスケジュールを組んでいます。
例えば、早朝に仕込みを済ませ、開店後は接客と簡単な片付け、
昼は事務作業やSNS管理、夕方は翌日の仕込みと清掃。
これを毎日ルーティン化することで、忙しい中でも「何をすべきか」が明確になり、疲れをためにくくなります。
また、タイマーやチェックリスト、在庫管理アプリを使うことで、
頭の中で考える時間を減らし、効率的に動けるよう工夫しています。
2. 心身の負担を軽くする工夫

小さなお店は立ち仕事が多く、体力も必要です。
私の場合は、作業中に水分をこまめに取る、
1時間に1回は軽くストレッチをする、
座ってできる作業と立ち作業を交互に行う、といった工夫をしています。
ヨガは短時間でも毎日行い、週に一度は必ず1キロプールで泳ぐことを続けています。
また、疲れたときは潔く休むことも大切です。
無理をして体調を崩すと、結局長期的な成長にマイナスになります。
一人でお店をやるということは自己管理を徹底しなくてはならないということなのです。
3. 売り上げ以外で成長を測る方法

売上だけで自分の成長を測るのは危険です。
私が意識しているのは、売上以外の「成長指標」です。
- リピート率:同じお客様が何度も来てくれるか(リピーターからの紹介で新規顧客も増えます)
- 廃棄率:仕込み精度が上がれば食品ロスが減る
(何年か続けていると、売り上げは同じ曲線をたどっていることに気が付きます。
商品によっては季節、温度に左右されるので、その傾向を分析する事が大切です) - SNS反応:投稿へのコメントや「いいね」の増減
(Instagramではやはり、リール動画の効果が大きいです) - 新規顧客の獲得数やイベントでの反応
これらを見ることで、「お店が少しずつ安定してきた」「お客様との信頼関係ができてきた」といった、売上には表れない成長を確認できます。
4. 小さな改善の積み重ねが力になる
私も最初は、すべて完璧にこなそうとして疲れ果てていました。
しかし、少しずつ作業手順を見直したり、片付けや準備を前倒ししたりすることで、
効率はぐんと上がりました。
小さな改善の積み重ねが、長く続ける力になります。
特に力を入れているのはメニューの開発です。新規メニューはリピーターを離さないためには重要な施策です。
いつ行っても新しいメニューがあるというのはワクワク感を高めてくれるので、ここを重要視しています。
また、周囲の仲間や家族に相談することやSNSやInstagramで他の店舗さんのアイデアを知ることで
精神的な負担を軽くしています。一人で抱え込まないことが、長期的にお店を続ける秘訣です。
そしてもう一つ、素直な気持ちで、他人をリスペクトすることを心がけています。
5. 読者へのアドバイス
小さなお店は、数字だけでなく「自分自身が無理なく続けられるか」が大切です。
売上だけに一喜一憂せず、リピートやお客様の笑顔、作業効率の改善など、
自分が成長したと感じるポイントを見つけてみてください。
少しずつの積み重ねが、やがて大きな自信と安定したお店を作ります。
焦らず、自分のペースで続けること。それが、小さなお店を長く続ける最大の力です。

