サウナのデメリットとは。サウナ後の水風呂って危険なの?

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サウナ後の水風呂は危険なの?サウナ後の水風呂メリット・デメリット

サウナって本当にリフレッシュしますよね。私も大好きです。

だけどいつも疑問に思っていたんです。

あんなに熱々になったところに冷たい水風呂に入るのって危険じゃないの?

気持ちがいいんだけど、はたして体に悪くないのだろうか・・・と。

みんなが「ととのう」って言うから、そうしていたんだけど、

ヒートショックのニュースに出会う度に、サウナ後の水風呂は大丈夫なのか・・・と。

そこで詳しく調べてみましたので、

みなさんにもこちらを読んでもらって、

安全にサウナでととのってもらいたいと思います。

 水風呂のメリット

サウナの後に水風呂に入ることで、急激な温度変化が血管を収縮させ、血流の改善が促されます。このプロセスは自律神経に刺激を与え、リフレッシュ効果や精神的なクリアさをもたらします。また、肌の毛穴が引き締まり、肌荒れの予防や炎症の鎮静、筋肉疲労の回復にも効果があるとされています。

 水風呂のデメリット

心臓や血圧への負担

水風呂に入る際の急激な温度変化は、心臓の拍動を急激に変化させ、血圧の急上昇または急降下を引き起こす可能性があります。これにより、動悸や息切れ、場合によっては胸の痛みを感じることもあります。特に高血圧や心臓疾患を持つ方は注意が必要です。

冷えすぎによる不調

水風呂に長時間浸かると、体温が過度に低下し、震えや手足の冷え、倦怠感などが現れることがあります。特に代謝が低下している人や冷え性の人は、短時間でも不調を感じる可能性があり、悪寒や胃腸の不調、免疫力の一時的な低下につながることもあります。水風呂は1分以内を目安にして、無理のない範囲で利用することが推奨されます。

立ちくらみや転倒の危険

立ちくらみや失神のリスクに加え、筋肉にも影響を及ぼす可能性があります。水風呂によって体温が急激に下がると、筋肉が強張ったり痙攣を起こすことがあり、これが原因で転倒やケガのリスクが高まることもあります。特に運動後で筋肉が温まっている状態では、急冷が筋肉の柔軟性を一時的に損なうことがあるため、注意が必要です。

 サウナで“ととのう”には水風呂に入らなくてはならないの?

“ととのう”とは、サウナ→水風呂→外気浴(休憩)を繰り返すことで得られる深いリラックス状態を指します。必ずしも水風呂に入らないとととのえないわけではなく、水風呂が苦手な方や健康上の理由で避けたい方でも、外気浴やぬるめのシャワーで身体を冷ますことで自律神経が整い、心身のリラックス状態に近づくことが可能です。大切なのは“温冷交代”による刺激と、十分な休憩時間を確保することです。水風呂がなくても、自分に合ったペースで無理なくととのうことは十分にできます。

 サウナで起こるヒートショックとは

ヒートショックとは

急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、失神、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす非常に危険な現象です。

サウナでもヒートショックは起こる?

サウナでは高温環境により血管が拡張し、血圧は一時的に低下する傾向があります。その直後に冷たい水風呂へ入ると、血管が急激に収縮し、血圧が一気に上昇します。この急激な血圧の変動は、心臓や脳に強い負担をかけ、自律神経系の乱れや心拍の異常を引き起こす要因になります。

特に高齢者や高血圧、心疾患を持つ方にとっては命に関わる重大なリスクがあるため、サウナ後は掛け水などで徐々に体を慣らしながら温度変化を緩やかにし、無理のない範囲で水風呂を利用することが推奨されます。

特に冬場の浴室での注意喚起は毎年されています。

やはりサウナ施設での事故例も報告されています。

実際の事例)

・サウナ後の水風呂で失神:サウナ後に水風呂へ一気に入った男性が、その場で立ちくらみを起こして転倒し、頭を打つ事故が報告されています。

・心疾患の悪化:心臓病の既往歴がある人がサウナと水風呂の繰り返しを行った結果、心筋梗塞を起こしたという事例もあります。

サウナでのヒートショックや体調不良ににリスクが高いのは…

– 65歳以上の高齢者

– 高血圧・心疾患の持病がある人

– 一人でサウナや入浴を利用している人

– アルコール摂取後にサウナに入る人

 サウナの健康効果とは

ここまでサウナのデメリットについて述べてきましたが、自分に合った安全な方法でサウナを利用することでサウナの健康効果を十分に得ることが可能です。

血流改善

サウナに入ると、体が温まり血管が拡張し、血流が改善されます。これにより、酸素や栄養素が全身に効率よく運ばれるため、細胞の活性化や代謝が促進され、疲労回復や体調の改善に役立ちます。血流改善は、特に冷え性の改善筋肉のこりをほぐす効果が期待されます。

ストレス解消

サウナに入ると自律神経が調整されます。サウナの高温環境に入ることで、体は一時的に交感神経が活発になり、その後の冷却や休息により副交感神経が優位になります。この交感神経と副交感神経のバランスが調整されることで、リラックスと活力の両方を感じることができ、ストレスの軽減や体調の改善に繋がります。自律神経の調整は、心身の健康を保つために非常に重要な役割を果たします。

デトックス効果

サウナで大量に汗をかくことにより、体内の不要な老廃物や毒素が排出される効果があります。このプロセスは「デトックス」と呼ばれ、肌の状態を改善したり、体調を整えるために役立ちます。特に、腸や肝臓の負担を軽減し、免疫力を高める効果が期待されます。

睡眠の質向上

サウナに入ることで、体温が上がり、リラックスした状態が作られます。その後、サウナから出た際に体温が下がると、自然と眠気を感じやすくなり、深い睡眠が促進されます。このプロセスは、睡眠の質を向上させるために役立ちます。特に、寝つきが悪い方やストレスを感じている方に有効です。

 サウナのデメリットとは

しかしサウナのデメリットについても知っておくことは重要です。

脱水症状

サウナで長時間過ごすと、汗を大量にかくため、体内の水分が失われます。これにより脱水症状が引き起こされることがあります。脱水症状は、頭痛やめまい、口の渇きなどを引き起こすことがあり、最悪の場合は意識がもうろうとすることもあります。

サウナの前後にしっかり水分補給を行うことが大切です。

のぼせ、めまい

サウナで体が過熱しすぎると、血圧が急激に下がりめまいやのぼせを感じることがあります。これにより、立ちくらみや頭が重く感じることがあります。特に長時間サウナに入っていると、この症状が現れやすくなるため、適切な休憩と水分補給が重要です。

心臓への負担

サウナで体温が急激に上がると、心臓は血流を増やすために働きます。しかし、長時間サウナに入ると心臓に負担がかかり、心拍数が急激に上がりすぎることがあります。これにより、心臓に負担を感じることがあり、特に心疾患を持つ人にとっては危険です。サウナに入る際は、無理をせず、適切な休憩と水分補給が必要です。

ヒートショックのリスク

急激な温度変化が引き起こす血圧の急変動により、心臓や血管に負担がかかる現象のことです。サウナでは体温が急上昇し、その後水風呂などで急激に冷やすことが多いため、血管が収縮して血圧が急激に上昇します。この変動が心臓や脳に大きな負担をかけ、最悪の場合、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性があります。特に心疾患や高血圧のある人、また高齢者には注意が必要です。

肌の乾燥

高温で長時間過ごすことにより発生します。高温の空気にさらされることで、皮膚の水分が蒸発し、乾燥やかゆみ、肌荒れを引き起こすことがあります。これを防ぐためには、サウナ後に保湿をしっかり行うことが重要です。また、適切な水分補給を心掛けることも肌の乾燥を防ぐために効果的です。

髪のいたみ

サウナでは高温によって汗をかき、体温が上昇します。この過程で、髪の毛も乾燥しやすくなります。高温の乾燥した空気が髪の水分を奪い、キューティクルが傷つきやすくなるため、髪がパサついたり、切れ毛が増えたりするリスクがあります。髪の乾燥を防ぐためには、サウナ前に髪を保護するためのオイルやトリートメントを使ったり、サウナハットをかぶることも大切です。サウナ後はしっかりと保湿ケアをすることが大切です。

サウナを安全に楽しむための注意点

  • 体調が悪いときは入らない
  • サウナ前後はしっかり水分補給
  • 長時間入りすぎない(1回10分以内を目安)
  • 水風呂は掛け水で徐々に慣らしてから
  • 外気浴・休憩でしっかりととのえる

 サウナ後の水風呂は危険?まとめ

・水風呂には多くのメリットがある一方で、急激な温度変化による心臓や血圧への負担がデメリットである。自分の体調と相談し、無理のない範囲で利用することが大切。

・水風呂に入らなくても、外気浴やぬるめのシャワーで身体を冷ますことで自律神経が整い、心身のリラックス状態に近づくことが可能。

正しくサウナと水風呂を取り入れることで、心身ともにリフレッシュすることができます

安全に、ととのいましょう!

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